心がはなればなれに
ならないように笑いたい
疲れ気味だね、今日は
そんな日もあるよね
目をそらすことが増えてきて
手をつなぐことがなくなって
物語が足りなくて
そんな日々を歩いてる
隠されてる笑顔を
見逃さないで歌いたい
あっという間に今日も
星が瞬き始めた
会えない時間が積もって 君を想う時間が増えてく
夜明けを待つ君の
すぐそばで歌っているよ
会えない時はこうして
声だけ聴いていて欲しい
この夜が明けたなら
さあ行こう
君が待つ世界に向けて
国道沿いのファミレスに猿が一匹座っている
くぐもったガラスの向こう 光る海を見ている
不機嫌なウェイトレスも濁ったコーヒーも もうここには無いし
古いスピーカーから古い歌は流れてこない
駐車場で余ったパンケーキを投げてくれた
あの孤独な老人の姿はもう見当たらない
人々は今や電波の海でクラゲのように暮らし
痛みを感じない代わりに人の痛みも感じない
聴こえてくる 君の声 響いてくる 幻のよう
聴こえてくる 君の声 七色に光る 孤独な声
彼だっていつまでも海を眺めているわけじゃない
捨てられた車のキーを拾って長い長い旅に出る
エンジンが無人の街にさよならを告げる
ガソリンが無くなるまで止まるつもりはないらしい
カーステレオから聴こえてきたのは
What a Wonderful World
75日経てばみんな全てを忘れてしまう けれど
君がいつも励ましてくれたことを 僕は決して忘れない
聴こえてくる 君の声 響いてくる 幻のよう
聴こえてくる 君の声 七色に光る 孤独な声
ある種の猿は歌を聴かなければ生きていけない
それは俺かもしれないし もしかしたら君かもしれない
もしかしたら君かもしれないんだ
聴こえてくる 君の声 響いてくる 幻のよう
聴こえてくる 君の声 七色に光る 孤独な声
聴こえてくる 君の声 響いてくる 幻のよう
聴こえてくる 君の声 七色に光る 孤独な声
あてもなく旅を続け あてもなく車を走らせ
たどり着いた場所は
あてもなく旅を続け あてもなく車を走らせ
たどり着いた場所は
細かい雨が バスを待ってる
君を濡らした ため息は白く
小さな天使が 肩に止まってる
気づいているかな 優しい眼差しを
意味なんてないさ ここにいるだけ
それだけでいいよ たぶん ほんとさ
不確かなルール 見えない敵
深夜の街灯 冬の夜空
投げつけられた 言葉の意味
わからないんだ わからないんだ
凍った月 輝く虹
君が愛した あの歌
抉り取られた 心、欠片
わからないんだ わからない
意味はない 理由もない ただここにいるだけ
それでいい それだけで 君が生きていれば それでいいや
運命論者が 何を言おうとも
僕は君の 味方だからね
誰もいない海 舟を出して
新しい世界 探しにいくのさ
がんじがらめだった 暮らしの中で
時々笑って 時々泣いて
不確かなルール 見えない敵
深夜の街灯 冬の夜空
投げつけられた 言葉の意味
わからないんだ わからないんだ
凍った月 輝く虹
君が愛した あの歌
抉り取られた 心、欠片
わからないんだ わからない
意味はない 理由もない
ただここにいるだけ
それでいい それだけで
君が生きていれば
しょうがないこと どうしようもないできごと
人を傷つけないよう 笑顔つくった
それでもこんなに やるせない思いをするなら
いっそ息を吸うことさえ やめようかなんて
何かにすがりつくように君を呼んだ
12月の静かな雪
音もなく景色を変えていった
もうすぐ0時の鐘が鳴る
変われないな 変われないな
凍った月 輝く虹
君が愛した あの歌
抉り取られた 心、欠片
わからなくても かまわない
意味はない理由もない ただここにいるだけ
それでいい それだけで 君が生きていれば それでいいや
それでいいや
君が探してたものはなんだろう
どこかに売ってるものじゃないだろう
心と心 響き合えば 聴こえてくる魔法のメロディ
そんなに気取らなくてもいいだろう
力を抜いて歩けばいいだろう
今日は今日しかないから 素敵にしたいだけ
そうさFree 合言葉は”Glee”
いつだって口ずさむ 君の歌
いつかFree 肩を組んでGlee
いつまでも歌っていられるさ
君が無くしたものはなんだろう
取り戻せるものでもないだろう
一つ一つ捨てていけば
聴こえてくる自由なメロディ
今は会えないかもしれないけど
同じ空仰いだりしてるだろ oh
想いはどっかで 確かに 繋がってる 忘れないで
そうさFree 合言葉は”Glee”
いつだって口ずさむ 君の歌
いつかFree 肩を組んでGlee
いつまでも歌っていてほしい
なんにもない ろくでもない 柄でもない
どうしようもない この世界の果てで
君がいるこの時は 永遠でかけがえない
君といたい
そうさFree 合言葉は”Glee”
いつだって口ずさむ 君の歌
いつかFree 肩を組んでGlee
いつまでも歌っていられるさ
優しい歌に背中を押され 春の匂い感じてる
仕事が終わる午前5時 足を引き摺って帰る
ナイフのような言葉が溢れ 音もなく血が流れていく
自分のために泣けたなら 楽になれるものかな
透明な壁の向こう側 口元が見えなくても
精一杯の笑顔の 君を僕は守れるかな
もうすこしだけここで 闇を照らして
星を繋いでくれ 風を守ってくれ
君に伝えたいことがたくさんある
夢を見させてくれ 朝を待たせてくれ
岬に立つ 君へ
誰もいない駅のホームで スーツケース閉めている
あの子はどこにいくのだろう 天使が通り過ぎる
行く当ても何もなくて 帰るべき場所もなくして
小さな思い出だけ 宝箱に詰めてる
誰もが心の中に灯台を持っていて 小さな灯りをそこに灯し続けている
風が吹いて消えそうになるときも 波がかかって息継ぎできない時も
いつも僕の心の中にはキミがいる
もしも人生に一つだけ必要なものは何かと問われたなら
その小さな灯りを灯すための優しさだと答えよう
この小さな灯りが消えるとき 誰かの胸にその優しさが引き継がれるように
行く当ても何もなくて 帰るべき場所もなくして
見上げた星の向こう 君の灯りが見えた
もうすこしだけここで 闇を照らして
星を繋いでくれ 風を守ってくれ
君に伝えたいことがたくさんある
夢を見させてくれ 朝を待たせてくれ
もうすこしだけここで 答え探して
君に届くように 君が笑えるように
君に伝えたいことがたくさんある
夢を見させてくれ 朝を待たせてくれ
星を繋いでくれ 風を守ってくれ
岬に立つ 君へ
あぁ、ただ進むしかなくて
YesでもNoでも「なんかちがうよな」って思ってた
ジョークばっかり言ってたせいで
素直になれなくて
自分のことも伝えられない
こんなはずじゃなかったなんて
自分?世の中のせい?
聴こえてきたんだ
Hello ここじゃない どこかへ行こう
行き先はどこでもいいさ
騒がしい街を消してよ ヘッドフォン
それならいっそ足を踏み鳴らし
リズムにノッて空に羽ばたいて
地球を飛び出して どこまでも行こう
あぁ、誰かを好きになって とびきり笑う
あの頃は上手に出来たのにさ
いらない知識と先入観 邪魔で
ハートの鍵開かない 困っちゃうな
愛情 友情 どっちもほしいよ
もっと君の中飛び込んで行きたい
Hello ここじゃない どこかへ行こう
じれったい歌はもう聴かない
かっこつけないで もっと自由だ
それならいっそ足を踏み鳴らし
リズムにノッて空に羽ばたいて
流星飛び乗って どこまでも行こう
譲れない 諦めない
夢があって願いがあって
子供の頃から変わらないんだ
Hello 大人もうまくいかない
つまずいて転んで 痛くて
かっこ悪くて 泣きたい日もある
それでももっと足を踏み鳴らし
リズムにノッて空に飛び出して
惑星蹴飛ばして どこまでも
Hello ここじゃない どこかへ行こう
行き先はきっと悪くない
広がる世界はもっと自由だ
それならいっそ足を踏み鳴らし
リズムにノッて空に駆け上がり
流星飛び乗って どこまでも行こう
どんな声をかけても
そこらじゅう嘘がはびこって 君を...
どんな風に未来を
描けばいいか教えてよ 僕を...
正しいことだって 崩せない壁だって
姿のない敵に踏まれたって
媚びることは知らず 涙は隠さず
流れる雲のように 生きていけるかな
緩やかな水平線 溶け始めた太陽を
君とずっと見ていたいだけ
手をつなぐことが 許されないなら
いっそ海の底に逃げようか
けれど光を待って 傷だらけの心で
きみが生きてるなら 生き続けたい
日が沈む水平線 星たちのまばたきと
君をそっと見守ってるだけ
Yell
生物学上 最低な生き物の誕生
固まった思考 常識を書き換える狂気
雨は夜更けがピーク
目を覚ます人が45%
生き残りをかけて
サバイヴするミライの交差点
君がいない世界が 当たり前になっていく
生きた証なんて 宇宙の闇に消えてく
優しくなりたい
人生なんて 死ぬまでの暇つぶし
命をかけて やり切れる人が好き
晴れた星空も
見ることなく没頭するディスプレイ
目指していたのは
肉眼を超える解像度
鳥が跳ぶ世界は 果てしなく繋がっている
生きた証なんて 遺伝子に書き込んでる
君がいない世界は モノクロにもならずに
弾けた鮮やかな 七色に満ちてる
優しくなりたい 穏やかな波のように
優しくなりたい 穏やかな波のように
ここにいていいんだと 教えてくれたね
さびしくて怖くてひとりの毎日だった
君の名前呼んで 一緒に食事して
小さな部屋の中 ぎゅっとなって眠ろう
昨日のことだけど、冷たくしてごめんね
大好きだよ
灯り消して もう少し話そう
ずっと ずっと ここにいるよ
わかったら教えて 広い世界のこと
息苦しい街
痛かった注射の痕
当たらない天気予報と
遠い国の戦争のわけ
会いたくても会えない そんなの許されないでしょ?
フィルム越しに抱き合うふたり
幸せそうで悲しそうだ
わかったら教えて 難しい答えを
小さなこの部屋から
振り向かず飛び出して行くのでしょう
今夜このまま一緒に眠らせて
急に寂しくなっちゃいそうだから
君と違う未来だとしても
いつも いつも ここにいる
迷って、進んで、止まって
自分に嘘はつけなくて
泣いて 泣いて
言いたいことが言えなくても大丈夫
大丈夫 信じていてよ
想うよ 想うよ 君を
そのままでいて いいんだよ
灯り消して もう少し話そう
ずっと ずっと ここにいるよ
終わらない夢がある
君が残したのは
今でもこの胸に
小さなハピネス
本当は今すぐ
君に会いに行きたい
距離も時間も
何もかも超えて
はかなく消えた あの虹の向こうに
探したものは 見つからなかった
強く強く 生きていけるように
僕らはまた 手を繋いでいく 今
わかるよ 僕らは
いつだって ここにいたし
一人が欠けるだけで
バランス取れないこと
それでも僕らは
前を向いて歩くしかない
いつかは別れが
来ること知っているから
はかなく消えた あの虹の向こうに
探した夢が見つからなくても
強く強く 生きていけるように
僕らはまた 手を繋いでいく
僕らはまた 手を繋いでいく
行こう 今
ビードローズ、7枚目のオリジナルアルバム、”Mirai”
2022年5月28日発売。
前作から3年半、制作に2年間をかけたビードローズの最新アルバム。
パンデミックにぶち当たってもなお、立ち上がり紡ぎ続けたバンドの音の塊の記録、全10曲を収録。
Produced by Beadroads
Support Bass : Chama
All Songs Written by 佐藤亙
except
M6 , M9 : Written by 若槻昌子
Recorded by
大島久明
峯岸司 (STUDIO MARK)
村濱遼太
Mixed & Mastered by
佐藤亙
Recorded at
STUDIO MARK
Studio Happiness
Recording Studio GOATEE
Pastoral Sound
Cover Photography
安彦裕介
Artist Photography
安田明雄
Supported by
RIKAKO KAGAWA
Hair&Make
小島真利子
Art Direction & Design
村手景子 (TE KIOSK)